フサイチコンコルド
日本の競馬では、日本ダービーに出走するには最低1200万円の本賞金が必要になる。
したがって2戦のキャリアが必要となる。
フサイチコンコルドは、新馬戦、すみれステークスを制し、皐月賞に出走する予定だったのだが、熱発により回避。
日本ダービーのトライアルであるプリンシパルステークスを熱発で回避することになり、出走そのものが危うくなったが、なんとか出走にこぎつけた。
ダービーでの一番人気は皐月賞を熱発で回避し、プリンシパルステークスで勝利したダンスインザダーク。
父は大種牡馬サンデーサイレンス、母はダンスパートナーという良血で、全妹にダンスインザムードがいる。
レースではフサイチコンコルドがダンスインザダークとの激戦を制し、日本ダービー馬に輝く。
2度の回避は結果的に和製ラムタラを誕生させることとなった。
ダンスインザダークは後に菊花賞を制した。彼の産駒からはザッツザプレンティ、スリーロールスなどの菊花賞ウィナーが出ている。
いちばん強い馬が菊花賞を制す。
といわれるようにフサイチコンコルドの勝利はフロックではなかったということでもある